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2011年12月9日金曜日

3輪電気自動車に乗る

カトマンズを歩くと、膨大な数のバイクと車が
文字通りひしめき合っている。

ミラーの端が歩いている人に当たる。
自分の存在を知らせるためだけに、クラクションを何度も何度も鳴らす。
信じられないタイミングで追い越しをかけて、なぜかうまくいく。
信号らしい信号はないから、命がけで道を渡る。

しばらくはストレスに感じたが、慣れてくると
いろんなサイズや色の魚が泳ぐ、熱帯魚の水槽に見えてくる。

そういう中でも、マイペースでおとなしい魚はいるものだ。

3輪の電気自動車、“テンプー”。

日産リーフのようなハイテクはないけれど、
日本よりずいぶん早く商用化された電気自動車に
ここのところ心惹かれる。


可愛いテンプー















速度は40km/hほどで、市内のほとんどの道を走っているから、
行先を確認して飛び乗れば、市内の大抵のところに13Rsで行ける。

後ろの荷台、いや客室は、
向い合せのベンチ式になっていて、
なんとなく護送車に思えなくもない。

運転席の背後の四角い窓から、助手席の女性に運賃を支払う。

天井や壁をドンドンと叩いて知らせると、希望のところで停めてくれる。

目的地で降りると、さっきお金を渡した女性も。

乗客が、助手だった(笑)。

師走の桜並木を、テンプーで駆け抜けました。










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