ナガルコットで宿泊したホテルは、
見晴らしの良い断崖絶壁に建っていたから、
夕刻になんとなく望遠レンズでトビを追っていた。
あまり見慣れない鳥がファインダーに飛び込む。
よく見るとトビよりもふた回りは大きく、背中の模様が印象的だ。
画像で検索してみたら、ほぼ間違いなく「ソウゲンワシ」とわかった。
目測で翼長2mほどはありそうだ。悠長なタイプの鳥らしいけれど、
なぜか一生懸命トビを追い払う動作をしている。目ぼしい餌でも落ちているのか。
数年前まで2羽のチョウゲンボウ(小型のハヤブサ)を飼っていたので、
猛禽を見ると、僕も妻もいくらかテンションがあがってしまうのが常だ。
峡谷に立つ、何本かの気流の柱にかかる度、
急激に上昇しては視界から幾度も消えてしまう。
斜め上に行ったかと思えばまた、
大きならせんを描いて降りてくる。
滑空とはよく言ったものだ。滑っているようにしか、見えない。
彼らの目には、この熱の柱が見えているのだろうかと思うほど
この仕組みを自在に使って飛び続ける。
20分ほど経ったころ、
もう上昇するサイクルには入らずに
下降だけを始め、細い川の流れる谷底に消えていった。
翌日、テルコットまでの道のりで、2度ほど木の枝にいるのを見かける。
体重はおそらく5㎏ぐらいあるのだろう、
留まった枝が大きな弧を描いて曲がっていた。
見晴らしの良い断崖絶壁に建っていたから、
夕刻になんとなく望遠レンズでトビを追っていた。
あまり見慣れない鳥がファインダーに飛び込む。
よく見るとトビよりもふた回りは大きく、背中の模様が印象的だ。
画像で検索してみたら、ほぼ間違いなく「ソウゲンワシ」とわかった。
目測で翼長2mほどはありそうだ。悠長なタイプの鳥らしいけれど、
なぜか一生懸命トビを追い払う動作をしている。目ぼしい餌でも落ちているのか。
トビが逃げ惑う |
悠然・・・ |
数年前まで2羽のチョウゲンボウ(小型のハヤブサ)を飼っていたので、
猛禽を見ると、僕も妻もいくらかテンションがあがってしまうのが常だ。
峡谷に立つ、何本かの気流の柱にかかる度、
急激に上昇しては視界から幾度も消えてしまう。
斜め上に行ったかと思えばまた、
大きならせんを描いて降りてくる。
滑空とはよく言ったものだ。滑っているようにしか、見えない。
彼らの目には、この熱の柱が見えているのだろうかと思うほど
この仕組みを自在に使って飛び続ける。
20分ほど経ったころ、
もう上昇するサイクルには入らずに
下降だけを始め、細い川の流れる谷底に消えていった。
翌日、テルコットまでの道のりで、2度ほど木の枝にいるのを見かける。
体重はおそらく5㎏ぐらいあるのだろう、
留まった枝が大きな弧を描いて曲がっていた。