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2012年7月16日月曜日

興味津々


伝染病がある、とか脅されるので、

玄関に提げて、蚊の類を寄せつけないようにする

いわゆる"虫コナーズ"というのを、日本から持ってきた。








使い始めのタイミングが分かるよう、



“お取替えカレンダー”と称して


表面に小さなダイヤルのようなものが付いている。

これが毎回見るたびに、最初の設定から動かされている。


妻と一緒に、何でだろう、誰だろう?と首を傾げていたら、

ある日犯人を発見。上に住んでいる、イラム出身の青年だった。






ヒンズー教のお札が、軒並み玄関で飾られている中で、

どうしてこの日本人の家には、同じくらいの大きさのプラスチックの“お札”が吊っているのだろう、

と常々思っていたらしい。


説明したら、謎が解けてスッキリしたと喜んでいた。





いろいろな場面で気付いたのはネパールの人たち、

何か興味を惹くものがあると、とにかくじーっと見とれたり、

手を伸ばして確かめようとする。





歩く僕らを、じぃっと見るのは日常茶飯事。

バスで財布を広げると、中身を覗き込んで来る人。

わざと彼らの顔を覗き返すと、はっと気づいて、お互いニヤリと笑う。

レジで清算する商品をカウンターに並べていると、

後ろにいた人が勝手に手に取ってしばらく眺め、

何も言わずに戻したり。



その時生まれた小さな衝動に、我を忘れては忠実に従っているようだ。

なんというか、幼子のように(笑)








しばらく後で、またダイヤルが動いているのを発見。

いまだ犯人はわからない。


虫~は玄関から♪

このダイヤルが見る度に。






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