5月の半ば頃、
モンスーンが来ると、ネパールを含む南アジアに雨季がやってくる。
そうなればトレッキングのシーズンはひとまず終わりだ。
雲や霧で、山が見えなくなる。
その前に、ずっと延びていた計画が、
ようやく来週実現できることになった。
カトマンズから北東へ向かえばサガルマータ(エベレスト)、
南西にはアンナプルナというそれぞれ有名なエリアがある。
手に入れた地図は、
アンナプルナ周辺のものだ。 エベレストは秋にとっておくことにして。
出発起点のポカラという街から、「ゴレパニ」、と呼ばれるエリアを含むもので、
さらにそこから伸びる「プーンヒル」という展望台までのルートが載っているものを
選んで買った。全部で1週間ほどの行程を組む。
ネパール語で「パニ」とは水を表しているのだが、
この地域にはゴレパニをはじめ、
「タトパニ」、「タダパニ」など共通してこれがつく地名が多い。
川や温泉がいくつもあり、それにちなんでいるのだろう。
だから今回は、長かった「シャワー生活からの逃避」という目的もあったりする。
けれども今はモンスーン前。
人生前半をかけて証明された雨男の実績。
ついでに「パニ」には「雨」という意味も(笑)
本当は心の隅に不安はあるけれど、どうしようもない事は
あえて考えないことにした。そう、考えてはいけない。
温泉にロッジに、山の名前。
ガイドブックを読みながら、
遠足を待つ子供のような気持ちになる。
Googleマップは、使えません。 |
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