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2012年1月16日月曜日

タタ・ナノ

街中でみかけるこの可愛い車は、インドのタタ・モータース製の「ナノ」という車だ。

極限までコストを下げて、当時業界で最安のスズキ・マルチの半額、10万Rsという価格で衝撃を与えたモデル。

ミラーは運転席側だけ。
エアコンもちろんなし。
ワイパーも確かオプションだったか。

当然、安全基準の高い日本では合格しない作りだけれど、
その割り切り方に当時の業界みんなが驚いたから、よく覚えていた。

毎日のように見かけるが、さすがにミラーは両方ついている。

甲虫っぽい。













カトマンズに限らず、アジアの国々には無数のバイクがひしめきあう。

もうなんというか、どの交差点でも、
信号が変わればマラソンのスタートのようにごった返す日常だ。



安いバイクが5,6万Rsで買えるのに対し、

インド・スズキのマルチ800という小型自動車(写真:ナノの前後にいる)
はおよそ20万Rs。

当然バイクの普及率は高くなる。

法規制がないのか、一家4人がバイク1台にまたがって移動する姿もざらに見られる。

でもそんな「4人」を雨の日も快適に運べないか、ということを
大財閥・タタの社長は思ったらしい。
途上国の日常を、なんとか変えたいと。
ちょっとだけ心温まる話だ。


しかし現実はここ2、3週間、物資の不足でガソリンスタンドは閉まりっぱなし。
やはり燃費のいいバイクが強い。

まずはインフラをなんとかしないと、夢も走らないネパールなのだ。

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