カリボット、という場所へ行かなければならなかったのだが
行き方がわからない。
大体のところを人に訊いてから出かけるものの、
やはり途中でまた誰かに訊ねることになる。
縦横無尽のマイクロバス路線、行き先プレートがあったりなかったり、
目的地を叫ぶバスのカラッシー(車掌、とでもいおうか。中学生くらいの子供が多いのだが。)も
きちんとそれを発音してはくれない。というか聞き取れない。
停まって欲しいオーラを出しつつ路傍に立っていると、
バスは速やかにスピードを落として近づいてくる。
“カリボットに行くか?”バスを指さして訊いてみる。カラッシー首を振る。
次も同じ。
3台目でようやく首が横に傾く。(参照:首をかしげて)乗れと身振りで示されバスへ。
カリボットがあると思われる道で曲がらなかったので、
念のため再度“カリボットへは行くんだよね?” と確認。
カラッシー大きく首を傾けて “ジャンチャ、ジャンチャ(参りますとも)”と繰り返す。
しかし、である。(最近これが多い)
カリボットは空港までは行かない、と聞いていたので、
カラッシーが開けたドアの頭上に小型飛行機がかすめて飛んだ時、悟った。
カトマンズには“カリボット”がまだ他にもあり、僕はそこに連れて行かれるのだと。
こうなれば、そっちの“カリボット”をこの目で見てやろう、
などとつまらない意地でそのまま乗っていくことにした。(本家カリボットも知らないくせに)
15分後、特にどうということもない、工事中の広い道路の広がる“カリボット”に降り立ち
どうやって帰ろうかと考える僕がいた。
発音は通じるようになっても、まだまだ街のことを分かっていないから
こんなことになる。
行き方がわからない。
大体のところを人に訊いてから出かけるものの、
やはり途中でまた誰かに訊ねることになる。
縦横無尽のマイクロバス路線、行き先プレートがあったりなかったり、
目的地を叫ぶバスのカラッシー(車掌、とでもいおうか。中学生くらいの子供が多いのだが。)も
きちんとそれを発音してはくれない。というか聞き取れない。
停まって欲しいオーラを出しつつ路傍に立っていると、
バスは速やかにスピードを落として近づいてくる。
“カリボットに行くか?”バスを指さして訊いてみる。カラッシー首を振る。
次も同じ。
3台目でようやく首が横に傾く。(参照:首をかしげて)乗れと身振りで示されバスへ。
カリボットがあると思われる道で曲がらなかったので、
念のため再度“カリボットへは行くんだよね?” と確認。
カラッシー大きく首を傾けて “ジャンチャ、ジャンチャ(参りますとも)”と繰り返す。
しかし、である。(最近これが多い)
カリボットは空港までは行かない、と聞いていたので、
カラッシーが開けたドアの頭上に小型飛行機がかすめて飛んだ時、悟った。
カトマンズには“カリボット”がまだ他にもあり、僕はそこに連れて行かれるのだと。
こうなれば、そっちの“カリボット”をこの目で見てやろう、
などとつまらない意地でそのまま乗っていくことにした。(本家カリボットも知らないくせに)
15分後、特にどうということもない、工事中の広い道路の広がる“カリボット”に降り立ち
どうやって帰ろうかと考える僕がいた。
発音は通じるようになっても、まだまだ街のことを分かっていないから
こんなことになる。
適当に乗ったテンプーは馴染みの街へ。 無事に帰れましたとさ。 |
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