ページ

2012年2月6日月曜日

スウェンブーの麓で

遅れていた3度目の予防接種を受けるために、
スワヤンブナートチョークにやって来た。

スワヤンブナート、とは
丘の上に立っている世界遺産指定の寺院。
街の人たちは“スウェンブー” と呼んでいる。

短くて言いやすい。


薬局で買ったワクチンは、アイスパックで冷やす必要があるので、
初夏のような暑さにやや焦りつつ、クリニックへと急いだ。

 しかし、しかし。

予定していたクリニックにドクターは不在。

仕方なく近所で聞き込みをして別の病院に行き、
そこで事情を話すと、すぐにOKしてくれた。


古びた部屋に、破れた診察台。
帽子以外は普段着の看護婦さん。
ドクターはワクチンの箱をあけて、なんだか頼りない様子で準備を始めている。

空恐ろしい場面だけど、最近は僕も妻もこういうのには慣れてきた。

小さなワクチンのビンを手のひらに挟んでコロコロ回す撹拌をやって差し上げる。

にっこり笑って、彼らも同じようにやってくれる。

不思議な、ゆるい信頼関係が生まれるのだ(笑)。


無事に接種を終えて病院を出ると、
どちらが言い出すこともなく、スウェンブーの丘に登る。

カトマンズが一望・・・と思いきや、
濃いスモッグに覆われた、世界遺産の街が見えた。


霞む






















土産屋台の女性。携帯で話し続けていた。




0 件のコメント:

コメントを投稿