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2015年3月26日木曜日

アンナプルナの山々に8



予期していたほどの筋肉痛はなく、

目覚めは爽快だった。

今の時期のカトマンズでは感じることのない冷気。

大きく伸びをして起き上がり、2つの肺のすみずみに空気が入るイメージをしながら

窓際で深呼吸をすると、意識が急にしっかりとする。

宿の前の道を、背中に荷を満載したロバの行列が駆け抜ける。


コーヒーと、トーストと、スクランブルエッグ。

手作りのジャムとバターで頂いてさらに目が醒めた。

ディパックが笑顔で数字を言いながら請求書を作る。

お金を渡し、握手をするとその手を離さないまま話し続ける。

今日は登りのきつい石段があるからあまり無理をせず、

疲れたらポニー・サービスもあるよ。1人120ドルだけど、ワハハ!

などと相変わらずのディパック節に元気をもらう。

“フェリ・アウノス!(また、来てくれよ)、ナマステ!”



今日は一番の長丁場、ゴレパ二の街へと足を踏み出す。

ピークを越えると最初のヒマール(白く雪を被った山)が見えるはずだ。




カウベルならぬロバベル?がカランカランと山間に響く











 

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