予期していたほどの筋肉痛はなく、
目覚めは爽快だった。
今の時期のカトマンズでは感じることのない冷気。
大きく伸びをして起き上がり、2つの肺のすみずみに空気が入るイメージをしながら
窓際で深呼吸をすると、意識が急にしっかりとする。
宿の前の道を、背中に荷を満載したロバの行列が駆け抜ける。
コーヒーと、トーストと、スクランブルエッグ。
手作りのジャムとバターで頂いてさらに目が醒めた。
ディパックが笑顔で数字を言いながら請求書を作る。
お金を渡し、握手をするとその手を離さないまま話し続ける。
今日は登りのきつい石段があるからあまり無理をせず、
疲れたらポニー・サービスもあるよ。1人120ドルだけど、ワハハ!
などと相変わらずのディパック節に元気をもらう。
“フェリ・アウノス!(また、来てくれよ)、ナマステ!”
今日は一番の長丁場、ゴレパ二の街へと足を踏み出す。
ピークを越えると最初のヒマール(白く雪を被った山)が見えるはずだ。
カウベルならぬロバベル?がカランカランと山間に響く |
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